トレーサビリティ(とれーさびりてぃ)
トレーサビリティとは、不確かさがすべて表記された、切れ目のない比較の連鎖を通じて、国家標準や国際標準などで決められた標準に関連づけられ得る測定結果または標準の値の性質のことを言います。
トレーサビリティは基本的に以下の6つの項目にて構成されます。
(1)切れ目のない校正(比較)の連鎖
国家標準または国際標準などの団体に容認された標準へさかのぼる。
(2)測定の不確かさ
計量計測トレーサビリティ連鎖の各段階について、測定の不確かさは合意された方法に従って計算され、
全体の連鎖について総合的な不確かさが計算又は推定できるように表記されなければならない。
(3)文書化
連鎖の各段階は、文書化され一般的に認知されている手続きに従って実施され、
その結果は記録されなければならない。
(4)能力
連鎖において 1 つ以上の段階を実施する試験所・校正機関又はその他の機関は、
(例えば認定されているという証明によって)その技術能力に関する証拠を提示しなければならない。
(5)国際単位系(SI)への参照
校正(比較)の連鎖は、可能であれば SI を実現する一次標準で終わらなければならない。
(6)校正周期
校正は、適切な間隔で繰り返されなければならない、これらの間隔の長さは、
多くの要因(例:要求される不確かさ、使用頻度、使用方法、装置の安定性等)に依存する。
その他の用語
A-Z
あいうえお
かきくけこ
さしすせそ
たちつてと
- (計器の)調整((けいきの)ちょうせい)
- 直線性(ちょくせんせい)
- 電磁力平衡式(電磁式)(でんじりょくへいこうしき(でんじしき))
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はひふへほ
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- (測定)標準の管理(ひょうじゅんのかんり)
- (計器の)標準物質(ひょうじゅんぶっしつ)
- 秤量(ひょうりょう)
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- 分解能(ぶんかいのう)
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