反応釜投入時の発塵対策
反応釜に原料を投入する時の発塵を防止する為、可動式集塵フードを設置。
脱着式投入シュートの内側にクロスバーを設ける事で、原料袋の落下も防止しました。
お客様が抱えておられた問題・課題
反応釜へ原料を投入する際、発塵してしまうので、集塵用のフードを設けたいが、原料投入後に反応釜を加圧する為、蓋をきっちり閉めるので、余計なものを取付けることができない。
反応釜の数も多いので、全てに集塵用のフードを常設するほどコストをかける訳にはいかない。
又、反応釜への原料投入時に、袋を落とすこともあり、それを回収するのが大変なので、落下を防ぐことも一緒に考えられないか?
当社の提案
集塵フードが反応釜の密閉性を阻害しない事と、集塵効果が高くなる構造を検討。
そこで、集塵フードを可動式とし、反応釜自身に固定しないような構造とする為、独立した移動台車へ設置する形で設計。
移動台車としたことで、複数の反応釜へも兼用できるものとなった。
又、投入シュートを脱着式にして、その内側にクロスバーを設けることで、原料袋が反応釜内部へ落下しないように製作。
導入製品
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脱着式投入シュート付き移動集塵フード
移動台車部
高さ調整を可能とし、複数の反応釜高さに対応 -
脱着式投入シュート付き移動集塵フード
投入シュート部
落下防止対応
お客様の声
たくさんある反応釜に兼用できるのが非常に良いですね。
原料投入時の発塵を効果的に回収できるのと、うっかり袋を落下させることもなくなりました。
導入後に判ったことですが、移動台車にアースをつけることで、原料投入時に原料袋を
台車上に載せて置くだけで、静電気が除去できることが判りました。
扱う原料によっては、静電気によるシュートへの付着を心配していたのですが、その心配も解消されました。
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営業担当から一言
弊社のベース製品を組み合わせただけの物ですが、期待以上の効果が発揮されました。
装置導入を喜んで頂いて、本当に良かったです。