LoRa無線機 生産現場での実用例
LoRa無線機を使った、生産現場での実用例をご紹介します。
機械装置が稼動している生産現場は、通常無人となる事が多く、計量容器のセットや取出し、原料補充、異常発生時など作業者が都度確認に行かなければなりません。
この様な都度確認に行くという手間を無くす為、生産現場へLoRa無線機を導入しました。
LoRa無線機は後付けで設置することができ、作業者の介在が必要な時、遠隔通信により作業者の居る場所でランプを点灯させ、作業者にお知らせすることができる様になりました。
お客様が抱えておられた問題・課題
機器を設置した生産現場と作業者がいる場所が離れている為、異常が発生していても、作業者が直ぐに気が付くことができない。
対応が遅くなると設備が停止したままなので、生産計画が崩れ、製品出荷に影響してしまうので、何とか改善したい。
既存の設備なので、改造をしなければならないが、あまりコストもかけられないので、何か良い方法はないだろうか?
当社の提案
離れた場所に遠隔でお知らせするシステムが必要となる。
そこで、既存設備に後付けで対応ができる弊社のLoRa無線機システムの導入を検討。
実際の現場では機器設置場所と作業者のいるエリアがかなり離れていたのと防火扉が3箇所あり、これらの環境下で無線通信をおこなわなければならないという課題が発生。
そこで、実際の現場でLoRa無線機の実機を使い、通信シミュレーションを実施。
機械内部にLoRa無線機を設置するだけでは、無線障害により、うまく通信が通らなかったが、発信側に外部アンテナを設置して通信環境を変えることにより、問題なく無線通信ができることを確認。
これらの実証試験を経て、LoRa無線機のシステムを既存設備に導入。
この改造により、作業者の介在が必要なときだけ警報とランプを点灯させることが可能となった。
作業者の居る場所でブザー停止を押して警報を止め、現場に向かい対応が完了するとライトが消灯する一連のシステムが完成。
導入製品
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LoRa無線機
LoRa無線による遠隔通知システム。
障害物がなければ5㎞の無線通信が可能。
無線通信の為、データ伝送する為の電気・通信工事が不要。
既存設備の後付改造にも活用できます。
お客様の声
生産現場に作業者を常時配置する必要が無くなったので、作業効率がずいぶん良くなりました。
既存設備の改造なので、結構厄介でコストがかかるのかと思っていました。
でも、実際に導入してみると、比較的簡単に改造することができ、コストを抑えられたので、大助かりです。
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設計担当から一言
盤面外部にアンテナを設置することで、通信状態が良くなり、現場環境の問題をクリアすることができました。
アンテナはマグネット式で固定しているだけなので、簡単に移動させることも出来、大変使い易くなっています。 -
設計担当から一言
ライトは小型ボックス式となっています。
AC100V仕様のコンセント差込式なので、設置場所を移動させて使うことが出来き、大変便利です。