手計量システム(TMS)へ、ミキサー投入量差分チェック計量機能を追加
手計量システム(TMS)で分割計量を行い、ミキサーへ投入する際、実際の投入量を監視出来る機能を追加。
設定値に対し正確に計量を行っているが、ミキサーへ投入する際、容器に原料残り(付着等)があった場合、
計量値と投入量に差異が発生します。
そこで、投入前後の重量差分を計量し、原料付着を監視するシステムを導入。
ミキサーへの実投入量を管理することができる様になりました。
(手計量 → ミキサー投入 →ミキサー投入後の空容器を量り、容器への付着量を引き、ミキサーへの
投入残量値を表示させる)
お客様が抱えておられた問題・課題
手計量後、原料をミキサーへ投入する際、容器内面の原料付着の影響で、計量実績値と投入実績値に差異が生じてしまう。
投入の分割回数が増えるほど、投入量の差異が大きくなり、最終製品に不具合が生じる恐れがある。
ミキサーへの投入量が正確に管理できる様にする方法はないだろうか?
当社の提案
作業者が計量した原料全てをミキサーへ投入することが確実に行えれば、安定した品質を保つことが出来る。
その為には作業者に投入の都度、付着残量が無いかを画面で確認を行っていただく必要がある。
そこで、タッチパネルへ投入作業後に容器内の原料残を表示させ、作業者が都度確認しながら次の作業を進められる様な仕組を構築。
手計量完了 → ミキサーへの投入 → 投入完了後の容器重量をチェック → 容器内の付着量を表示
この流れで、ミキサーへの投入量を管理することが可能となりました。
このことにより、分割投入を行った場合でも、ミキサーへの原料投入量を正確に管理することが可能となりました。
導入製品
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手計量管理システムTMS
手計量でも正確な計量が行えるガイダンス機能あり。
実績記録が電子データにて管理される為、トレースバックもすばやく自在に行えます。
お客様の声
実際に取扱う原料が粘性の高いものである場合、容器内面への付着で、ミキサーへ全量が投入されていなかった場合があり、折角高精度にて計量を行っても、ミキサーへ投入できてなければ意味が無い。
今回、投入前後の重量差分を監視するシステムが導入されたことで、配合レシピ通りの正確な量の原料をミキサーへ投入することができる様になりました。
しかも画面にてガイダンスされる為、わかりやすく、ミスも無く作業が行える設備となり、本当に助かりました。
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営業担当から一言
原料の取り違い、計量ミスゼロが行える手計量管理システム本来の機能を充分に発揮出来る様、投入量に関しても監視を行うようにしました。
御客様の求めるものを具体化し、実際に使っていただけることに喜びを感じています。