高さサイズの違うコンテナバックへの充填に対応
高さサイズの違うコンテナバックを同じ装置で充填作業できる様にしました。
充填するノズル先端へ高さ合わせが出来る様、昇降機構を装着。
この機構により、コンテナバックの内袋装着部を任意の位置で合わせることが可能となりました。
お客様が抱えておられた問題・課題
出荷先によって充填量が異なり、コンテナバックの大きさが色々ある。
その為、コンテナバックの高さ違いが発生し、充填作業時に高さを合わせる為、パレットを段積みしたりしている。
その作業は意外と手間で、作業効率が悪く、段積みパレットを外す時に転倒させることもあり、安全面にも問題がある。
何とか対策することはできないだろうか?
当社の提案
安全面を考慮し、パレットの段積みを無くす方法を検討。
逆発想で充填ノズルの方で高さ合わせが出来る機構にて設計検討を開始。
ノズル中間を蛇腹構造として高さを可変できる様にし、ウインチを使って昇降できる機構を設計。
この機構により、コンテナバックの高さに合わせてノズル高さを調整することを可能としました。
ノズル自身の高さが可変するので、パレットを段積みする必要が無くなり、安全性が確保されました。
導入製品
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コンテナバック充填装置(全景)
フレコンバックへ原料を自動充填します。
昇降式ノズルが装備されているので、1台の充填装置で高さの違うコンテナバックへも対応できます。
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部分拡大写真
昇降動作はウインチ使用しており、任意の位置で高さを調整できます。
コンテナバックのサイズ毎で高さ位置をマーキングすることにより、繰返し作業性が良くなります。
お客様の声
装置からコンテナバックを取出す際、段積みしたパレットが崩れる事があったが、本装置の導入でその心配が無くなった。
ノズルの蛇腹部分に原料が溜まらないかと心配したが、内側が二重管になっているので、原料溜りは無し。
そういった、きめ細やかな点が配慮されているのは、評価のポイントが高いです。
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営業担当から一言
コンテナバックに複数の種類があるとのことで、任意に高さ合わせができる機構の検討で時間を要しましたが、対応できて良かったです。
これからも、安全な職場作りに貢献していきます。