接粉部の表面処理で原料付着を軽減
貯蔵タンクや供給スクリューの内部へ、原料付着対策として、接粉部へ表面処理(ブラスト処理)を行い、原料付着を軽減させました。
原料付着を軽減させる事で、付着が起因のブリッジ発生を抑えると共に、スクリューからの安定的な供給を維持させることが可能となりました。
お客様が抱えておられた問題・課題
付着性の高い原料を計量したいが、通常のバフ仕上げでは貯蔵タンクや供給スクリュー内面への付着
が心配される。
バフ仕上げの他に、何か良い対策はないものだろうか?
当社の提案
弊社からまずは、表面コーティングとブラスト処理の両方を提案。
お客様より少量の原料サンプルをご提供頂き、弊社にて原料物性を確認するテストを実施しました。
テスト結果と過去の実績より、今回はブラスト処理を採用。
ブラスト処理はバフ仕上げなどの鏡面仕上げとは逆で、接粉部へブラスト処理による凹凸を施し、接触面積を減らす事で原料の流動性を上げるものです。
この処理では接粉部へコーティング材を塗布しない為、コーティング材が剥がれ、原料へ混入することがないので、異物混入の心配も不要でした。
導入製品
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自動配合計量機 TSU-CW5
5種類の粉体原料をレシピ通りに自動計量するシステムです。
本システムにより、作業の省力化、計量ミスの削減、作業現場の粉じん対策が可能になります。
原料物性に合わせた表面処理も検討いたします。
お客様の声
コーティング処理以外に対策はなく、実施すれば摩耗により、コーティング材が剥がれ、原料へ混入するのではと、危惧していました。
ですが、今回実施いただいた表面のブラスト処理では、その不安要素もなくなりました。
心配していた原料付着は、かなり軽減されブリッジを起こすことなく、安定した原料供給ができているので、満足です。
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営業担当から一言
今回のブラスト処理採用は、お客様より原料サンプルをご提供いただく事で実現できました。
検討されている原料に対し、ベストな処理を提案させて頂きますので、お気軽にご相談ください。